ラジエター&ホースの交換・脱着
(これだけじゃなくても、何かにつけて外す事が多いです)

ラジエター回りって、ホース交換以外にも何かにつけて外すことが多いです。
今までの自分の経験で、ラジエターを外した事って言えば、初めに外したのはウォーターポンプの交換から始まって、コイルサスペンション組付けの時とか、あとブレーキライニングホースの交換ぐらいかな?まだあったような気もします。
ということは…ラジエターの脱着くらいは覚えておいた方が、なにか作業する時にきっと役に立つはずです。

冷却系のホースって言うと、もちろんゴムで出来てる上に、熱せられたり冷やされたりがくり返し行われているので、どうしても劣化しやすい部品なんです。
5年以上使用すると、ボロボロになっている可能性は結構高いはず…
劣化したゴムは弾性を失い、なんかの拍子にバリッて破けます。僕の場合、ラジエター外したときに、その衝撃でロアーホースが「バリッ」って行っちゃいました。
あと、パイプのジョイント(繋ぎ目)部分も劣化しやすく、ジョイント部分が割れて、水が漏れてきているクルマの例も見た事があります。
冷却系のホースって10年持ちゃ大・大往生かな?

 

<作業録>

ボンネットを開けグリルを外す
冷却系統の作業をする時は運転直後など、エンジンが温まっている時は絶対にやらない事!100%やけどします。

ラジエターのクーラントを抜く
矢印部分の赤いコックをひねるとクーラントがいきおい良く出てくる。

次に、アッパーホースと
ラジエター固定ステーを外す
黄色い○の部分のボルトを5箇所外す。
この時、サーモスタットのガスケットも綺麗に取り除いておく。

ラジエター下側の奥にも固定ボルトがあるので、コイツも外す。
もちろんフロントグリルを外さないとこの作業は出来ないので当然外す。
ボルトを外すには、ラチェットレンチのロングロッドジョイントを使用すると便利!

ファンを傷付けないように静かにラジエターを外す。
ファンがスチール製の場合はファンから先に外さないといけない。
プラスチック製のファンの場合は多少曲げても元に戻るので結構安心できる。

また、ホースが劣化しているとこの時にホースがバリッって破けるので注意!

ラジエターを持ち上げたら、今度はロアーホースのラジエター側ジョイントを外す。
ホースのジョイント部分って、大体の場合、写真のようなホースバンドで固定されている。コイツをドライバーでゆるめると簡単にホースを抜くことが出来る。

ロアーホースを外したら最終的にラジエターを取出す事が出来る。

組み立てるときは、バラした順序とは、全く逆の順を追って組み立てていく。
最後に、サーモスタットのガスケットを付け忘れない事!
また、クーラント(冷却水)も入れ忘れない事!!
 以上…

 

 おしまい…