カーナビゲーションの取り付け
(クルマは古くても装備は最新!というあなたへ)


<地図ソフトにもいろいろある>

現在、カーナビゲーションに使用されている地図ソフトは基本的には2つに大別されます。
ひとつは「オリジナル地図ソフト」と呼ばれているソフトウェアグループで、もう一つは「ナビ研地図ソフト」と呼ばれるソフトウェアグループです。

「オリジナル地図ソフト」とはカーナビ本体のメーカーが作っており、自分達の作っているカーナビ本体の機能をフルに使用して作られた地図ソフトです。この為、いろいろな機能が多く電話番号検索や音声入力検索、インターチェンジなどの3D表示など実にさまざまな機能が盛り込まれています。
「ナビ研地図ソフト」の方は、ナビソフトの国内統一規格であり、「ゼンリン」を始めとする地図専門の企業によって作られています。しかしカーナビ本体の機能が多様化している中で殆どの機種で使えるようにするため、機能がどうしても制限されているというのが現状のようです。現在では「ナビ研S規格」というフォーマット規格が一般のようです。
この2つは基本的にフォーマット規格が異なっていて機能もかなり異なっています。下の表にその特徴を上げていきます。

オリジナル地図ソフト
ナビ研地図ソフト

○操作性が良い
○地図が見やすく綺麗
○交差点拡大表示案内ができる
○独自の便利な機能がいろいろある
○検索項目・条件が豊富
○最新地図版の発売が遅い
×ソフト数が少ない
×他社のカーナビでは使えない

○カーナビの標準規格である
○最新地図版の発売が早い
○ソフトの数がやたら多い
○目的にあったソフトが選べる
×検索項目が少ない
×地図がオリジナル物に比べて見にくい
×交差点拡大表示ができない機種がある
×使用出来ないカーナビの機種がある

 

<地図ソフトとカーナビ本体の互換性>

カーナビのカタログをいろいろ見てみると「オリジナル地図ソフトのみ使用可能」という機種もあれば、「ナビ研地図ソフトのみ使用可能」という機種もあり、「オリジナル推奨&ナビ研S規格対応」という機種もあります。
ここで大事な事ですが、最後に取り上げた「ナビ研S規格対応」という言葉に騙されないようにしましょう。一部の対応機種を見てみると「地図は表示できても検索機能がつかえない」という場合もあるようです。(だからオリジナル推奨なんだね:笑)
そんなワケで、カーナビ選びの一番いい方法は、オートバックスなどのカー用品店に実際に足を運んでみて選ぶ事が最善かと思われます。