電気溶接をマスターしよう
(コレ覚えると守備範囲が広くなる)

<溶接の練習をしてみよう(1/2)>

まずは溶接棒を選択する
アーク式溶接で可能な溶接は軟鉄(軟鋼)とステンレス等がメインで、アルミや銅などの軟材溶接はできない。また電気伝導効率の悪い金属なども溶接できない。
ちなみに写真の茶色のは軟鋼用で緑色のはステンレス用の溶接棒・・
また、一般の100V家庭電源では大抵15Aでブレーカーが落ちるので溶接棒の太さは1.6φの太さまでが限界みたい・・(T T)

選択した溶接棒をホルダにセットする
この時、電源を切っておく事!

次いでアースを母材にセットする
練習用の母材は厚さ2mm以上の厚めの鉄クズが良い。鉄工所に行けばたくさんもらえる。この時、電源を切っておく事!

それから説明書に従って、使用する溶接棒に合った電圧に設定する
電圧設定は前面のハンドルを回す
溶接棒の太さによって設定電圧が異なる
設定が済んで初めて電源を入れる

まずはアークスタートの練習から
溶接棒を母材に対し垂直に5〜6回ほどコンコンと叩く・・
すると火花を散らしているウチに母材及び棒の先端が熱を持ってくるので、そうなると棒の先端から炎を吹くようになる。
炎の通り過ぎた跡にはミミズ腫れ状の帯(ビード)が形成される。

慣れるまでは、棒と母材に癒着したりして結構大変・・・(笑)

アークスタートを起こすには溶接棒の鉄芯がフラックス(絶縁保護膜)よりも、外側に出ている事が大事!
溶接棒を半分だけ使って再利用するときなんかは鉄芯が引っ込んでいる事が多い。

溶接機の電源を入れている時は、感電の恐れがある為、直接、素手で触らない事!

まだ続きがあるよ!