カーオーディオの取付
(電装系カスタムへの第一歩)

<ハーネスコードの確認と分類>

ここからがマジで正念場!
ハーネスのコードを分類する。検電テスターを使って、コードを分類して振り分ける。
真っ先に確認したいのが電源系統のコードである。
 ●ACC電源:クルマのキーを差し込んでイグニッションONにするとテスターが点灯
 ●BATT電源:常時供給電源とも言い、クルマのキーを抜いた状態でもテスターが点灯
 ●アースコード:基本的には黒いコード(万国共通)だが純正デッキのアース自体が
         直接、別ルートで車体の金属部分に接続されている場合がある。
ここで、アースコードが分からない場合は直接、車体の金属部分に接したボルト等に接続する。慣れると配線の色を見だけで、何となくどれがどの配線だか解るようになる。
「電装系はチョット苦手・・」という方はココで勉強をして下さい。

これは96y MINIのオーディオ配線
指で掴んでいる[灰] [灰/黒] 及び [白] [白/黒]の配線はスピーカーコードで、残りの[黒]、[赤]、[黄]の配線は電源系統、裏の太く黒いコードはアンテナコード。
要は、2チャンネルまで(スピーカーはLRの2個分)しか対応していない。

これは97y MINIのオーディオ配線
なんだか、96yに比べてカプラーが増えている・・
フロントスピーカーにも対応できるように、どうやらサラウンド4チャンネルに変更になったようだ。
配線の種類は以下のようになる

●上のカプラー (ピンクのカプラ)
・電源系統の配線
●真中のカプラー(スピーカーの配線)
・一番左:左リア
・左から2番目:左フロント
・左から3番目:右フロント
・一番右:右リア
●下のカプラー(灰色のカプラ)
・別売CDチェンジャー
情報提供:あつしさん m(_ _)m

電源を確保できたら、次に確認するのがスピーカーのコードを確認する。
大抵の場合はスピーカー1つに付きプラスとマイナスの2本のコードがセットになっている。メルセデスはプラス1本のみでマイナスはアースに落ちているので注意する。
普通は上の図のように同じ色のコードが使われている。
普通の自家用車はスピーカーが前方2個、後方2個の計4個あるので、
スピーカーのコードは8本ある。
これらのコードを実際接続して1つ1つ確認する。
ここまで確認できたら、正常にヘッドユニットが作動する。

最後に確認するのが、オプションのコード。
で、良くある例としては、
●デッキのディスプレイの照明がライトのスイッチと連動するDIMMERコード
●電動アンテナの信号ケーブル(電源を与えるとアンテナが動く)
等がある。
配線確認時に不明な配線があったらこれらを疑う。
DIMMERコードに関して言えば。ライトを灯けるとテスターが点灯するので比較的分かりやすい。